プロ野球選手が世界と戦った、

まあ、勝って当然と思っている事態がおかしい事だった、あれならば・・・'`,、('∀`) '`,、
8・24、敗戦したあとから広がっていった「選手は恥だ」などの言葉、個人的には一概にも全て選手が悪いと入ってはいけないと思う。采配も、なんていったらきりがないが完成度の高いと見られていたチームに見事な欠陥が幾つも幾つもあり、その欠陥が試合で表立ったと思う。特に準決勝は予選1位という甘えが多かったように見える。


日本の野球として、はたして「代表は期待を裏切った」ということを言ってはいいものなのか。NPBでのルールと国際ルールとのかけ離れている差*1。全く相手のデータを収集しないで、さらにアメリカが予選を敗退しオリンピック本戦に出場がなくなり相手はキューバだけだと思う甘え。その2つが大きかったと思う。他の7チームからは当たり前のようにデータ収集されているはずなのに・・・自らが王者と最初から思っているのは良いが、前回大会で4位だったチームだし世界で強いかといってもそれは100%いえない。それなのにまんをじして相手はキューバだけだと乗り込んだ。


しかし、豪州の先発投手は凄かった。抜群のコントロールにカーブがあって、いくら塁に出ても続かないと思うほどの結果。そして終盤にはオーストラリア代表のジェフ・ウィリアムズがいる。キャッチャーは日本でも経験のあるディンゴもとい、ニルソン。さらにコーチ陣はメジャーのスカウトだという。案の定、データが豊富であるだろうし癖や弱点を握っていたはず。
だからこそ、松坂大輔を打席に・・・という方法があったと思った。2002年の日本シリーズでは散々だったけれどもデータが万全ではない、という意味合いではだけど。


4年前のシドニーで初めてプロ野球選手6人がアマチュアの選手と加わり、そこでは初めての『メダルなし』という最悪の事態になった。メダル奪回というためにオールプロという構成になり監督が長嶋茂雄という人になった。しかし、思いもしないところから欠陥が見つかり監督不在、そして監督経験のないコーチが事実上の監督に繰り上がった。歯車がずれ始めていったというのは前から見えていた状態であるが、それを動かせなかったエゴがあった。
これならアマチュアが入った方が良いのではないかという言い分は否定しないしオールプロということも多少は不安材料があった、NPBで共に戦っているウィリアムズと張の代表入りの時に。
とにかくこれは日本プロ野球の恥であるとは思う。
今のプロ野球選手は所属球団の勝利・優勝そして日本シリーズ制覇という夢があるだろうけども、アマチュアの選手はオリンピック出場・そして金メダル。という夢があるのではないだろうか?最低でもそれを目指して4年前までは頑張っていたんではないだろうか。しかし、NPBはシーズン優先で中断させず、ただ各チーム2人だけの選出での日本代表。それなりのバランスは取れているけども、所詮はそれなりに集まっている選手たちだった。しかしNPBは何もなかったかのようにさせるのだろうか。日本代表は全員よくやってくれた、と言って・・・。
代表選手へは百歩譲って仕方ない。が、野球という競技に関しては大恥という自分の結論。


2008年北京五輪、野球という競技は廃止に向かっていく。という話はあるがまだまだやっていける可能性は見られると思う。ヨーロッパでは野球というスポーツ人口は少ないもののプロチームだってある、野球をやっている人はいる。まだやってもらいたいと思うが平行線をたどる野球の浸透をどうにかしてもらってもっと、下手すれば日本が予選リーグ敗退するかもしれないというレベルまでいろんな国が強くなってくれたら・・・と思った。だって、所詮日本の野球って娯楽・趣味の野球のままなんじゃない?いつまで経っても野球というスポーツを一括管理する協会が出来ないから。


(↑まで準決勝後に書いた文章、↓から銅メダル争いのあとに書いた文章)
今日、日本代表がメダルをかけて戦った。
最低でもというところの銅メダル、満足行くことはないけどね。昨日(ry
木村拓也を何故今ごろ出す、何故今ごろ打順を変える。そういうところでむしゃくしゃした。
昨日は何も思わなかったけど・・・。


しかし、野球というスポーツが好きなのであれば、決勝戦を絶対に見なければいけないはずだ。世界の野球というレベルを知り、そして知らない選手に魅了されるべきでは?
日本・日本なんていってないで・・・

*1:ボールの問題も含む