最大限努力の1イニング4三振

午後5時過ぎ、ニュースがやっているチャンネルを回しても『スト』という言葉が踊っている。プロ野球の衰退と散々言っていたくせにここぞとばかりに毎日、大体のニュース番組でトップニュースになり、そして2時間の協議延長というひとつの答えが出るという。
2時間後さらに、最終調整ということで「もうしばらく」と説明・・・このとき7時20分。
その間はゆっくりとBS1で野球を見れたが、9時前にストライキ決行が決まった。
機構側は『最大限の努力』『誠意を持って』という言葉しか発せず、機構側がファンの期待に添えなくて申し訳ない。と言ってるという事は自分達が否だと思っているんだよね。字を読み上げているだけの初めの言葉、挙句の果てに記者にまで突っ込みを入れられ会場内失笑だわ本当になんだったのだろう?あんなに真剣な表情を見せている選手側、眠そうなおじいちゃん達。
参入には時間がかかると言っているくせにオリックス近鉄の合併はすぐだったのは・・・。


合併はよくても、来季からの新規参入は難しいといってセ・リーグ6・パ・リーグ5でやるのは本当にセオリーなんだろうか?もし、セ・リーグ6・パ・リーグ6にするけど、開幕を5月くらいからでもいい?って言われたら、ヤダ!って言う人は大多数になるのだろうか?試合の少ない分選手の年俸を減らし、待ちに待ったファンは球場に足を運ぶだろう。新規加入した球団にも、最初は興味半分だけどもだんだんとお客さんが入りいつかは地域密着の球団としてシーズン終盤にはなっていくだろう。北海道移転のように。


そんな中、野球協約上では最高の権力があるのに、全く権力を行使せずにああだのこうだの自分勝手なことをいい、しまいにはストしたら辞任すると言っていたどこかのコミッショナーがスト決定の会見中に辞任をした。かの渡辺恒雄氏の発言を借りれば「ああ、どうぞ」の一言。あの人の発言をだんだん使いたくなっているという事はやっぱりいないと寂しいのだろうか?それとも、それだけ本当にどうでもいい存在だったからなのだろうか?


そんな今日も、パ・リーグは3試合行われた。"たかが3試合"ではない"大事な3試合"
なぜなら、シーズン終了時に1位と2位の差が5ゲームあればアドバンテージが起こり、プレーオフ出場権のある3位争いが0.5差だ・・・。あれだけプレーオフはダメだといわれていたけど今が一番面白い・・・ある意味で一番脂がのっているが、全てストライキ決行の話で薄れている。
松坂大輔パ・リーグ6人目の1イニング4三振を記録し、通算1000投球回数を達成。そして防御率争いもトップの岩隈と0.000xの差になってタイトル争いも分からなくなった。
1位2位間は4.5ゲーム差、3位は千葉ロッテ、0.5差で北海道日本ハム。この際5,6位はしょうがないとしても注目点をスト問題とするのは如何なものだろうか?・・・上に立っても1つも落とせない千葉ロッテ、それより2試合多い北海道日本ハム・・・どうなるよ?


交渉決裂、史上初のスト決行へ
ダイエー昨年より1試合早く300万人突破
西武松坂、1イニング4奪三振
明石市長らが楽天の新球団支援団体設立
スト選択で巨額の損害も