読了。

どうも、俺は本で映画のような展開を望んでいるらしいと気付いた。それは推理小説ばかり読んでいたからかもしれないが、中だるみがなく結末を知ってから読み返してたい!という気分に浸りたいものを望んでいるよう。
と思いながら、ちょうど去年映画化されてヒットした作品を連続で読み終えた。

あれだけ泣いた泣いた言われていたけど、なんか胡散臭いの一言で終わらせてしまったよ。というより、こういうストーリーだったんだと感心してしまう一方でそのストーリー自体に関心を持たなかったというか、「えー、こんなんだったの〜!」っていう気分になってた。純愛作品というよりも単に「恋愛してるな」というそれっぽいものをつらつらと書かれているものじゃない?
俺語で言う「よまいち*1」だった。

・・・それ一番ないだろって言う所がきた、ずこーってなった。ありえないことだけどファンタジーだからいいんだ!と言いきられたらそれはそれだけど、『そのときは彼によろしく』もそんな感じだったからな・・・。こういうありえない展開が好きな人なんだろうか。
読んでて『なんでこんなことをわざわざ描写として入れるんだろう?』と思っていたものが伏線だったから尚更「なーんだ」となってしまったのか・・・まあ、プチプチくらいの感動はしたよ。コツコツ250ページ読んで残りを一気に読んだ甲斐はあった。でも、もし一気に読んでいなかったら多分本を投げていたかも。一気に読むとなにこれ?最大のネタバレまでどうでもいいやと割り切ればよさそう。映画版のあらすじを読んで、うしろから150ページくらい読めばいいよ、十分成り立つ。あまり内容の話題は入らないけど・・・。

*1:「イマイチ」と言うのも程遠いときに使う言葉