ブラザーズ・グリム

原題:THE BROTHERS GRIMM +URL+http://www.b-grimm.com/
2005年 アメリカ/チェコ 117分 (ファンタジー


監督:テリー・ギリアム
脚本:アーレン・クルーガー
CAST:マッド・デイモン/ヒース・レジャー/モニカ・ベルッチ/レナ・ヘディetc...


Story:
1700年代後半、ジェイコブとウィルはドイツ中の村を渡り歩き魔物退治をする。しかし、その退治法の落度がバレ、死刑を宣告されるがある村で起きた少女の疾走事件について依頼を受ける。


赤ずきんに白雪姫、眠れる森の美女などグリム作品が出るときはわくわくするのだけど、森の中のシーンでの見せ方っていうのはテリーっぽいなと言うのはあるけど、今のVFX時代にしてみたら新鮮に見えるということはない。


だけど、テリー・ギリアムの映画と大いに割り切って見に行ければつまらないことはない。しかし、テリー・ギリアムの限界かな?っていうものを感じてしまったような・・・。
それは、彼の世界ということではなくて表現方法がCGになったことでテリーワールドが生かしきれていないようなところが多かった。
そして、今回に限っては彼らしい映像はあってもインパクトのあるシーンがなかった。未来世紀ブラジルのあれほどのインパクトが必要というとそれはハードルが高いのかもしれないけども、森のシーンでインパクトを求めるのは無理があったということかね。
しかし、完全にハリウッドらしいということでもなく。それは唯一の救い。
20年前にブラジル、10年前に12モンキーズそして今年とちょっと期待はしていたけど期待しすぎなくてよかったということかも。
あと、見ていてどれがジョナサン・プライス*1かわからなかったから調べてみたらデラトンベだったのか!
気付かなくてごめんよジョナサン。

*1:未来世紀ブラジルでサム・ラウリー役の人