THE 有頂天ホテル

2005年 日本 136分 (コメディ) +URL+http://www.uchoten.com/


脚本と監督:三谷幸喜
CAST:役所広司/香取慎吾etc...


Story:
今年もホテル・アヴァンティでは大晦日のカウントダウンパーティが開かれる。ホテルには今日もたくさんのお客さんが宿泊する。そこにはたくさんの問題も・・・。
このまま年を越すことはできるのだろうか?年明けまであと2時間・・・、


面白いのは確かなんだけど、何かがおしい。
しかし、キャストが23人の使い方をうまく使った2時間16分だった。構成を考えていく段階はとても楽しかったんだろう。映画の進行とホテルでの時間が一致すると言われると、「24」や「真昼の決闘」のようなものを創造していたけど、それとは似て非なるものだった。というか、いつも「フォルティ・タワーズ」を見ている時と同じ感覚になった。単純に同じホテルの話だったからなのかもしれないけど・・・。


スタートからとりあえず出演者情報を入れるための流れか圧倒的。長回しを使ったり、シーンチェンジが激しかったり。中にはそれがダメな人もいるはずだけど。
特に伊東四郎生瀬勝久のやり取りを何時間でも見ていたいという気分になる。そういう部分は三谷幸喜ならではの力量というものか。コメディな2人だからテンポもずば抜けていたわけだし。


しかし、個人的にリンクをやるならばもうちょっと意識していればよかったのでは?と思ってしまった。無意識にやっていたのかもしれないけども。ギターの流れとか、叫ぶ流れとか見えるんだよな。
見ている間は結構濃いんだけど、見終わったらあっさりしてた。というような感じかな。そこがもったいないという感情が生まれるんだろうか。


あ。三谷幸喜の一番の笑いどころという場所を脳裏に焼き付けすぎたの俺にはダメだったようだ。
何度も言いすぎだよあれ、というのもあるけど・・・。