ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

原題:WALLACE & GROMIT: THE CURSE OF THE WERE-RABBIT
アメリカ/イギリス 2005年 85分 (アニメーション) +URL+http://www.wandg.jp/teaser/index.html


監督・脚本:ニック・パーク
脚本:スティーヴ・ボックス/ボブ・ベイカー/マーク・バートン
CAST:ピーター・サリス/レイフ・ファインズ/ヘレナ・ボナム=カーター


Story:
街で一番のイベント『巨大野菜コンテスト』までもう少し。しかし、大事に育てた野菜をウサギが荒らして大迷惑。
そこでウォレスは畑を荒らすウサギを回収する仕事をして育てた野菜を守っていた。そんなある日、野菜畑を荒らすウサギを野菜嫌いにしようと試みる。しかし、そのあと謎の巨大ウサギが現れ街の畑が今以上に荒らされてしまう・・・。


ハウルとオスカーで競った事を謝らなければならんな、これはすごい。ただ単純に有利だろう。と思っていただけだけど、その技術といい、ストーリー構成といい完璧に近い。
映画館でクレイアニメを見たのは初めてなんだけど、本当にすごいな。たまに指紋を注目してしまう癖をどうにかしたいと思ったけど、それは致し方ないこと。
クレイアニメだからどうしてもそっちのスタッフの苦労というほうばかり見えちゃうんだけど、内容もいいんだよ。
とにかく、ウサギが可愛すぎる。ウォレス&グルミットよりもそっちが主役に感じちゃうほどかわいい。もちろんグルミットもかわいいんだけどね。


それに、普通なら畑を荒らしている正体は多分、あれだろ?って考えてしまうところなんだけど、童心に返ってて普通に驚いてた。「えー、そうなのー!」って。
やっぱり、こういうところは子供向けなのかな?
最後の方で完全な『緊張と緩和』の場面を作っていてすごかった。アレくらいやると流石コメディの本場だと感じてしまう。
キングコングのオマージュはそりゃやるだろと思った。これは大人向け?


いやー、実にイギリス的な笑いを見せてくれたし、大満足。最近のヨーロッパ発の長編アニメは好きなものが多そうだ。
子供が見ても飽きそうに無いし、大人が見ても楽しめる。これは純粋に映画を見れる人と見るのが一番いいな。
・・・ひとりで見に行って結構しょぼんとなった。楽しかったからいいんだけどね、