ローズ・イン・タイドランド

原題:TIDELAND +URL+http://www.rosein.jp/
イギリス=カナダ 2005年 117分 (ファンタジー


監督:テリー・ギリアム
脚本:テリー・ギリアム/トニー・グリゾーニ
原作:ミッチ・カリン
CAST:ジョデル・フェルランド/ジェフ・ブリッジス/ジェニファー・テイリーetc...


Story:

ジェライザ=ローズはヤク中の両親と友達の4つのファービー人形(頭のみ)と暮らしていた。そんなとき、母親が発作を起こしこの世を去ってしまう。そして、この場所から逃げるように父親とテキサスにある祖母の家へ行く事に。ある日、父が"長い旅"をしている間、ジェライザ=ローズは友達と不思議な旅へ出る。


ことぶきー!ことぶきー!って、あれはどっから仕込んだんだろう?
しかし、久しぶりに「最悪」といえるような映画を作ってくれたテリー。これこそテリーですが。
すべてのテリー映画のらしい部分を抽出したらこんな感じなんだろう。ヤクをやって、精神異常な人間が出て、ゲロはいて、最後は決していいように終らせない。そんな作品。・・・よかったー。本編見るまでは純ファンタジー映画だと思ってたよ。


見ながら思ってたんだけど、ローズの世界観って子供の頃ちょっとあったかもしれない。いや、ファービー人形のようなものを指につけてはいないけど、1人篭って世界作ってたというか・・・。
今考えれば変なんだけど、今はもう出来ないんだよねぇ。どうやっても幻想でなく現実逃避となってしまう。まあ、やったらおかしい人にされちゃうか。


これ、ほとんどの人がダメなんだろうけど、テリー好きにはたまらない作品だ。
そういえば、"今のテリー・ギリアムが撮った"バンデットQって感じがした。


(個人的にバスで移動している時の夜から昼になる移り方が大好き)