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今年のF1はあまり恵まれない1年で、分裂騒動が毎度お馴染みのように終焉しBMWが撤退を発表したここ数ヶ月である。
そんなさなか現れた、マッサの事故。大事にはならなかったもののフェラーリのドライバーを1人あけてしまうということが起きた。
それから、誰がフェラーリの代役になるか？という問題がおき、次戦出場停止になるルノーのアロンソが来季のフェラーリ移籍の噂もあって出現し、motoGPで活躍しているバレンティーノ・ロッシの名前まで挙がるようになった。しかし、不思議なことに現行のフェラーリ・サードドライバーのマルク・ジェネやテストドライバーのルカ・バドエルの名前はあまり出ない。
その中で現れたミハエルの話。いろんな人がいろんな驚きと喜びと期待と不安をめぐらせて予想のつかない状況。ある人はついったーで3ヶ国語でpostしたりもして・・・。
どうしてこの人選になったかはわからない。だけれども、個人的にランス･アームストロングという人間と重なってしまう。
今年のツールでのランスを見ているからこそ、調整の問題はあるにしても大いに期待をしてしまうのは不思議ではない。この話が今年のF1を最後まで通した唯一の明るい話題になるのはそれはいけないんじゃないか？と思ってしまうし、混沌としているF1界に突如現れた元王者の復帰、マッサには申し訳ないが、１戦だけでなくシーズン最後まで彼の勇姿を見たいと思うF1ファンがいるのは確かだし、元F1公式テーマソングといわれるドイツ国歌・イタリア国歌を聞きたいファンもいるだろうし・・・。俺もやっとF1が開幕したといういけない考えをしてしまう。やっぱりダメだと思う。
1人のドライバーの出場による期待と不安。残りの７戦のためならば今までためらったテレビでのF1生観戦をしてもいいと思えてしまうのは大きな皮肉なこと。
