同じ空間を2つ見れるものをしないテレビ局

世界陸上が開幕しまして、やっているなら見ますよ。程度ではあるものの、地デジになんだから!というものが多くていろいろと腑に落ちない部分もあって。

1チャンネルを分割して2〜3番組の同時放送も可能です!

地上デジタルテレビ放送では、デジタルハイビジョン放送1チャンネル分で、現行のアナログテレビ放送と同等の標準画質の2〜3番組を同時に放送することができます。

これにより、例えばスポーツ中継の延長時などに、メインチャンネルで時間通りドラマを放送しながら、サブチャンネルでスポーツ中継を引き続き楽しむことができます。
+URL+http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/whatsnew/digital-broad/what.html

「地デジで一番魅力のあるもの」というのがサイマル放送で、今まで在京キー局でこれを使ったところはないだろう。といえるほどないものとされている機能なんだが、テレビを見る人として、高画質で見れる!というもので押しているのは流石に安直なものではないのか?
今、視聴率を取れないコンテンツといわれるようになったプロ野球中継も延長放送なしの打ち切り状態でサイマル放送なんて当に忘れたような扱い。MXTVでは平日はサブチャンネルで東証の実況中継とTCKの中継を放送するときがある。そういうものが出来るのに、まったくもって(主に)ジャイアンツ戦は放送が始まるころは3回4回あたりで8回9回あたりで放送が終わる。そりゃ、誰も見る気がなくなるし、CSに流れたり最悪BSで補おうという行動が見れるはずだ。まあ、日テレでやる分にはG+で試合終了までやることもあるのである程度の逃げ道はあるのだが


で、今回の世界陸上
陸上競技といってもスタジアム内では同時進行で行われる。インフィールド競技とトラック競技。国際映像というものがそうならば仕方のないことだが、いつものように注目選手の部分はVTRで補う程度。3000m障害がやっている中であればそれを横切って砲丸投げの投てきを見せてすぐに戻る。
それで満足する人は多いだろうけれども、ひとつの競技をちゃんと見たいという人もいるはず。
こういうときのためにサイマル放送として必要なんじゃないか?と思うのは俺だけなんだろうか。
同じ放送権料、同じ出演者にスタッフでCMをサブチャンネル分もうひと枠使えるという淡い気持ちでもあればやってくれるんだろうけれども。