メジャー制覇の歓喜を何番目かに近くで見た日本人

86年も続く呪いを解こうとしていたチームには「まだまだ」という言葉はなかった。
2004年のMLBを締めくくるワールドシリーズ、その4戦目。その試合終了の瞬間、ネクストバッターサークルに田口壮がいた。
今年は、メジャーでスタメンという事は少なかったけども活躍していたし、何より強いカージナルスで地区優勝、リーグ優勝を、そしてワールドシリーズの経験をした。
そんな彼なのに、メッセージを見ているといつも新しい思いでMLBを見れる気がする。
庶民的な事もあれば、すごい出来事があり、辛い事があったり嬉しい事があったりといろんな姿が見える。イチロー松井秀喜のような選手ではないが、メジャーに上がってもいつマイナーに落ちるかわからない状態でプレーをしている田口、そんな時でも毎日ようにメッセージを更新し続ける。メジャーに行くとなった時は、正直結局ダメだろうな。と思っていたけど、気がつけば年々メジャーでプレーする日が多くなり這い上がって、今日あと少しのところでレッドソックスにメジャー制覇を奪われた瞬間をグラウンドで経験していた。
来年は、プレーでもっと輝いている姿を期待したい。そして、自らの活躍も含め今年果せなかった事をやってくれたら・・・。

2004年、ネクストバッターズサークルの中で終戦を迎えました。おかげでなんだか、「また来年、この続きをしよう」と言われたような気がしています。

うっ・・・・・・な、泣いてないよ。
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