監督・ばんざい!

2007年 日本 104分 (バラエティムービー) +URL+http://www.office-kitano.co.jp/banzai/


監督・脚本:北野武
CAST:ビートたけし/江守徹/岸本加世子/鈴木杏etc...


Story:
映画監督キタノは悩んでいた。自分が得意とするギャング映画を「もう二度と撮らない」と自ら明言してしまった。そこからキタノは今まで撮ったことのないあらゆるジャンルの映画製作を試みるのだが・・・。


原案ビートたけし/監督(・編集)北野武って感じだった。
こんな映画を作れるのはこの人だけだろうし、こんな作品でもこの人ならしょうがないとなるべきのものだ。例えば『太鼓を叩く』それだけで「あの人だからこんなことでボケるな」ということを全部やってくる。半ば呆れる位に。
テレビ放送されたら普通のオムニバスバラエティになるんだろうなと。


それでいて、吉本新喜劇並みのコケっぷり。こんなの見たの何年ぶりだ?ってほど。
過去の自分の作品をセルフパロディしたり、井手らっきょとのやりとりに素の部分を使い昔を重点にしているんだろうか?それがラストに繋がっていたんでしょうけど。


今回の作品はどうしても見比べるものが出てきてしまっているのだけども、そんなことどうでもいいだろという笑いではなく、編集をやっている。これはすごいと思った。
ちゃんと1周回って終わらせる。個人的に感じているコメディのセオリーがあった。


途中途中でモンティ・パイソンを見ている感覚になったり、海外に通じるものがあるんだけど、笑いの感覚は昭和の笑いという不思議な映画。
とにかく、江守徹の壊れっぷりを見れば得かと。東大泉政経会すごすぎる!