ダークナイト

原題〜THE Dark Knight〜
2008年 アメリカ 152分(ファンタジーアクション) +URL+http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/


監督・脚本:クリストファー・ノーラン 
CAST:クリスチャン・ベール/ヒース・レジャー/マイケル・ケイン/アーロン・エッカートetc...


Story:
ジム・ゴードン警部補とともにマネーロンダリング事件を解決したバットマン。しかし、マフィアと手を組んだジョーカーはバットマンを嘲笑うかのように地位を欠落させていくのだった。


「これ映画館で観なかったと後悔すると思うよ」といわれたんだからそうなんだろうと思ってすぐ見に行った。まあ。あの、監督がクリストファー・ノーランと知っているから進んでみようとは思わなかったのです。前作のビギンズもちゃんと見ていないし。まさに「意を決して」なんだけどね。


しかし、そう思っていた思いがたったの5分で吹っ飛んで笑った。バットマンシリーズらしくもなくて間違えたか?とさえ思った。のちのち調べると『あなたのよ予測は、完璧に裏切られるーーーーオープニングから6分間、ジョーカーの銀行強盗シーンを見てしまったら。』という言葉が・・・いいお客さんなんだな。


この作品の一番の注目点はなんといってもヒース・レジャー演じるジョーカー。もう、取調室だとか、病院から出て行くシーンだとかなんであんなことができるの?というありえない凄みが『ヒースが亡くなったんだ、これが遺作なのだと知っている立場で見るからこそ』後悔をもしてしまう。これは・・・・、というね。うん、だんだん人間が演技をしていると思えなくなるんだ。冗談でもなんでもない。
もちろん、他の役者だってゲイリー・オールドマンマイケル・ケインモーガン・フリーマンクリスチャン・ベールなのだけど、もう、かんけーないね。


正義と悪・光と闇の葛藤。一つの正義が悪に落ちる、一つの光が闇に潜み始める。その逆もしかり。絶対悪は誰なのか、その悪は本当に悪なのか。正義が永遠に悪に変えさせる。一瞬でも錯乱されたら負け。いや、勝ちかもしれない。
いくつにも分けられたクライマックスと、最後の救いはないが、光はある終わり方といろんな要素が目一杯集約されている。


なによりも字幕担当が石田泰子ちゃんだったので安心した。