F1オーストラリアGP決勝

初出場のブラウンGPフロントローからスタートして結果的にワンツーフィニッシュを飾った2009年の開幕戦。
KARS初搭載のレースでそれらしいオーバーテイクが見れたし、タイヤの問題もあるけれどもレース中のバトルが見れた。それはF1としては成功しているんじゃないかと思った。見た目もいつか慣れるでしょうし、マシンもヨーロッパに行けば変わってくるだろうし。
問題は、BSが持ってくるソフトタイヤとハードタイヤの性能の差が激しすぎるのと、決勝スタート前に車体重量がオープンになることなのだろうか。ガソリン搭載量が丸わかりで最初のピットのタイミングがわかってしまうというのは、結局ピット勝負と思えてしまうなんともはや。そこでタイヤの使い方もひとつのポイントになってうにゃむにゃ。そのほかでカバーできるのなら構わないけれどね。けど、今はディフェーザー問題が表立っているのでFIAがどう判断するか、今日の結果も「暫定」という扱いは否めないわけだし。最悪ハミルトンかアロンソが優勝になる場合もある(ハミルトンは順位降格の可能性あり)。始まったばかりで、浮かれているチームと落ち込んでいるチームがハッキリしていつ巻き返しが始まるかという楽しみはもちろんあるのだけれど、政治的な楽しみ方でしか今は出来ないというのは良くも悪くもF1なわけで・・・。

とはいっても、バトンが06年ハンガリー以来の2勝目、トヨタも運の要素が大きいけれど、ピットスタートながらも開幕から表彰台をとり、セーフティカーが出て追い抜きをしちゃうおばかさんも中に入るけれども、今年も楽しいF1が見れるんじゃないかと。
LIVEでF1を見る楽しさを知った人間としては今までどおり見て生きたいけれども難しい状況になってしまったなあ・・・。