テアトルタイムズスクエア

タイムズスクエアがオープンした当初はジョイポリスがあった。そしてIMAXシアターがあったと楽しさ溢れる場所だったのが、ジョイポリスが消え、IMAXシアターも消えた。
その中で映画館として残ったそこにはテアトル系の映画館が入った。映画を見だした自分にとってはこれ以上のない近場で通いやすいところが出来たとうれしかったのを覚えている。とはいっても、最初の方は見に行かなかったんですがorz
初めて見に行ったのはなんだっただろう。『WATARIDORI』だったかな。初めて行ったときはため息が出るほど大きいスクリーンで映像を独り占めのような思いまでした。元がIMAXだったこともあって1列が急斜面で前の席が全く邪魔にならなく、素晴らしいと感じた。
その次は『ベルヴィル・ランデブー』。そして『監督!ばんざい』と見に行った。
年に1度くらいしか見に行っていない映画館ではあっても、スクリーンの存在感と場所柄を感じさせるラインナップとそのふたつが融合したミニシアター系としてはあまりお目にかかれない貴重な場所だった。


しかし、8月30日でこの映画館は閉館してしまうんだ。どんなに快適で*1好立地な場所でも今の新宿の映画館事情には勝てなかったということになるのだろうか。ここ数年で大きなシネコンが2つ出来て、閉館するシアターもあればある場所は2回も名前が変わるところもあった。その中で異才を放つテアトルTSだったのに残念。
とにかく、娯楽作品のような大衆向けではない味のあるラインナップで楽しませてくれたテアトルTSには感謝と、ありがとうという言葉を。
あの場所に同じようなスペースが現れてくれることを思いながら。

*1:シートは玉に瑕だったけど