「番組名未定」(仮)

「本放送は見ていない」だけれども、間接に番組を見た。番組表を見ていたら今日から倉本さんとバカさんとタナカさんの番組始まるのかー。だけどどんな番組?という疑問が生まれてMXTVのサイトを見てみると、こんな番組紹介文が。

倉本美津留タナカカツキバカリズムの『番組名未定』(仮)

日本初、もしかしたら世界初、Ustream誘導テレビプログラム。
TOKYOMXでのテレビ放送とUstream上での生配信の連動企画。テレビ番組では、「大喜利のお題」だけが流れ続けます。そのお題にUstream上の3人が生配信で答えていきます。

たったこれだけ。とりあえず、Ustreamにあったアーカイブを1時間弱見たわけだけれど*1、画期的と言うよりも「テレビをホワイトボードというツールにした」という驚きを覚えた。
テレビでは誰も出ていない。音楽は流れていた(らしい)が、誰も出ず、ただ文字だけが映っている。リアルタイムにMXTVにチャンネルがあった人は呆然としているんじゃないか?と思うほど。しかし、ちゃんとUstreamに誘導を促していたようで、生放送では2000人以上が見ていたらしい。


テレビ受信機というものを「ホワイトボードにも使える」という事を考えた人はだれなんだろう?
それを使って地上波テレビと無縁状態であったUstreamを連動させようと考えたのは誰なんだろう?
「テレビは見るもの」ではなく、「利用するもの」と考えたのは誰なんだろう?
・・・普通の人だと怒りそうな番組だけれど、すごいと言っていいんじゃない?


古くはフジテレビで放送していた「古代エジプトパズル」という番組で同じようなことをやっていたけれど、こちらはCGを使っていわゆる頭の体操の問題をひたすら流れるだけで(答えは出ていた)見ている人も解けるが、この番組は大喜利というまた違ったアプローチをかけている。報道ステーションが始まる前までやっていたIQテストも同じ方式でやっていたら面白いとは思ったがそれも見ていれば答えにありつけるもの。
Ustreamの放送で3氏は大喜利の問に答えていくだけ、それだけ見ていれば十分と思ったら負けなんだろうけど、自分もテレビというホワイトボードを使って大喜利を解けるという楽しみを解ることが出来れば、テレビを「見るもの」以外の利用方法が出てくるんだろうか?その前に自分の大喜利の答えを見せる方法を作るのがこの番組としては先なんだろうけれど。


こういう番組、というよりもMXTVで放送する番組はとことん先端のインターネットを使って実験をしている気がする。ウェブチャットやYouTubeTwitterも今回のUstreamも・・・。今の技術が20年前もあればフジテレビは深夜にいろいろと実験していたんだろう。と思うと、一体何をしていたのだろう。