シャッターアイランド

原題〜shutter island〜+URL+http://www.s-island.jp/
2010年 アメリカ 138分(ゴシック?サスペンス)


監督:マーティン・スコセッシ
脚本:レータ・カログリディス
原作:デニス・ルヘイン
CAST:レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ/ベン・キングズレー/ミシェル・ウィリアムズetc...


Story:
連邦保安官のテディは沖合に浮かぶ「シャッターアイランド」という島で起きた失踪事件を捜査しに同じ船に乗っていたチャックと共に向かう。しかし、そこは精神異常になった犯罪者達が収容される病院以外なにもない島だった。


試写会にて。相変わらずの「本作の結末をしゃべらないでください」振りのついた作品なので、感想を書けというのならばこれで終わります。 
・・・貰ったチラシによると「本作の"謎"はこれからご鑑賞になる方のために、決して口外なさらぬようご協力お願い申し上げます。」じゃあ"謎"の部分を言わなければいいんだね!


ひとつ声を大にして言わせてもらいたいことは、別に目線が字幕に行き易いから戸田奈津子女史が「超日本語吹き替え版をつくったよ!」と、細かいところも見ようね!アピールはやる意味はなかったと思うんだよね。確かにふとした瞬間で、「?」というシーンはいろんなところに散りばめられている。だけども、海外ドラマで起こる登場人物が多くて認識がわかりづらいということはなく、ふとしたものが不自然であればいくらなんでも目線が下に注視していても気付くんじゃないか?そこまで日本人バカにしてる?と感じたり(・・・だからやるんでしょうね)。まぁ、ちゃんとした声優さんが吹き替えをしているので安心して見ることが出来るのはいいけどね。
いちばん不自然に思ったのはこんなシーンなら撮りに行けよ!!!と思うところが多かったところなんですけれど。それも演出なのかな?かな?


で、内容について…と言うよりは、今まで新旧問わずいろんな映画を観ている人がこの作品の時代設定と数行のあらすじを見た時点でひとつのキーワードが出て来そうと思うのだけど、まぁ、そういうことですよ。最終的にスコセッシが「俺はアイツとは違うんだよ!!」と言ってるように感じたりしたし、いわゆる「結末を隠したがる作品」にスコセッシテイストが加わったちょっと面白い作品。といえるのだろうか。こういう映画お得意のクレジットが流れるときの「なーんだ!」と安易にさせにくくさせる演出を入れたのはスコセッシの勝ちだと思う。
個人的な表現で言えば「ある2人の監督+ある映画作品を合わせた作品をスコセッシが撮った」ということに留めておく。



いろいろ言いましたが、口外したところで「ですよねー」という返事しか貰えそうにないからいいませんけど。
どうしてそんなに「言わないでね!」といいたがるんだろうなぁ、と不思議がってしょうがない。ある程度は気付くと思うんだけどね。