2勝1敗1分

一日遅いけど、日本代表はベスト8に進めなかった。残念・・・だけど、悔いのない敗退だった。
この大会は(も?)毎日のように観戦している。わからないなりにではあるが、スカパーで世界標準の放送を。
ワールドカップ開催前は、日本中が感じていた「3敗は言い過ぎでもどうせグループリーグ敗退なんだよ」という考えで、どうせすぐ負けるのならもっと強豪相手に当たってればね。などと。そして、もしかしたら。の状態を1勝1敗1分だと思った。
・・・2勝1敗でグループリーグ突破。
4年前、グループリーグ突破をかけて無茶な条件でないといけないというブラジル戦より大きく進歩した引き分け以上というデンマーク戦。それも勝って2勝1敗で通過するなんて、どんな冗談だと。そして、その試合で日本もこれから出来るかもしれないというかすかな喜びを胸に持つことが出来たのが今大会の収穫なんじゃないのかな。
最後はPKが未知のベスト8の道を阻まれてしまったけれど、round16の中でこの試合だけ負けてはない。引き分け。2002年から少しだけ前進。


ごめんなさいとは言わない。(GL突破)おめでとうとも言わない。ましてや、ありがとうとも。
突破出来たところで大喜びしているだけではその先のトーナメントを冷静に期待できない。日本はお世辞にもグループリーグを楽に突破できる強豪国のひとつではない。だから、これはワールドカップ64試合中の4試合の出来事なんだ。と誓って、スペインvsポルトガルの開始の笛と共に胸にしまった。ワールドカップはまだ続くのだから。
そう思えるくらい今回の日本代表は日本サッカー界の新たな大きな1ページを書き記してくれたんじゃないのかな。どんなに強豪国のメディアが試合内容を酷評しようとも、日本は勝つことが重要で、今は一歩一歩着実に先に進む事が大きな意味を表す。
2014年のブラジル大会にも出てくれるなら、完全アウェーの地でアジアが一度も倒していない南米勢から日本が最初に白星を挙げてもらえたらいいじゃない。決勝トーナメントで強豪国と当たって、本気で「悔しい」と思える、または「嬉しい!」と思える終わり方が出来ればいいじゃない。
オシムのいう「明日のサッカー界は昨日より良くなること」を信じて。
(まずは、アジア枠の1つは日本のためにあるといえるようになることなのかな?(それはもう出来てる?))