MW-ムウ-

2009年 日本 129分(サスペンスアクション)+URL+http://mw.gyao.jp/


監督:岩本仁志
脚本:大石哲也/木村春夫
原作:手塚治虫
CAST:玉木宏/山田孝之/石田ゆり子/山下リオ/石橋凌etc...


Story:16年前ある島で島民を惨殺する出来事があったがその事実は国によって闇に葬り去られた。しかし、少年の時にその中から逃げることが出来た結城は頭脳明晰な銀行員に、賀来は神父になり生活をしていた・・・。


試写会にて。手塚治虫原作の中で禁断で映像化不可能といわれた作品と聞いて原作未見なので「はて」だったが見終わってそういうこと・・・だったのかな?まさかそんな描写があるんだ。というので驚いた。おもしろいからもっとやれ!と思ったのは秘密だ。秘密にしなくとも原作はもっとやってたようなのでげんなり。
内容は途中疲れてしまったものの、あーあ。というような作品でもない。ただし、序盤に変な違和感を感じてラストシーン後の「おい!!」はいろいろ考えさせられた。
2時間ちょっとで表現できる内容じゃないよなあと思ったわりに長々とやるシーンがあるなあとか、玉木宏がダークすぎて180度近く回っていないか?と思ったり、汐留のシーンが必ず写るよなーというのは最近の一部の邦画ではよくあることか。大きな不満までは行かないけれど「うーん」というものがちらほら。ま、邦画ですから!こまけえことはなんとやら!
普段から邦画アクションはあまり見ない人間として、最近のアクション映画の土台は海外ドラマか!と思わせられてしょんぼり。日本映画らしく!といいたいがあの流れ見たら言わずともしがたい。アクションはいい方なんだけれど、カメラワークがちょっとがっかりかな。
「評価の高い人が世に出す原作」の映像化というのは、原作を超えたら超えたで問題だしそのぴったりのラインにするのは偶然の産物に近いものだから仕方ないんだよ?と心の中でささやいてみた。
なんというか、どんな危ない目に会うとわかっていても結城の近くに何故かいる賀来って愛だよね。